2003年 (平成十五年)1月9日のことです。
大阪に住んでいる息子の雅士(まさし)が出勤時に交通事故に会い、心肺停止状態で関西労災病院に運び込まれた、と電話がありました。
牧師先生に電話したら、「神様が助けてくださるから大丈夫」と言われました。1月9日当夜、教会の集会で、神様への癒しの信仰告白、勝利の宣言がなされ、私の兄は徹夜祈祷をしてくれました。
骨折はもちろん、動脈は三箇所で切断、体を開くと血の海。総輸血量38㍑(本人の血液量の8倍)。心臓は動き出したものの、1分間に200回。更には、3回の心停止。腸も3分の1を切除。すべては時間の問題。
「当院はじまって以来の重症患者で、1%の望みもない。四日後に亡くなるだろう」とのことでした。
直前の礼拝メッセージで聞いていた聖書の御言葉、エゼキエル16章6~9節「お前が自分の血の中でもがいているのを見た時、私は血まみれのお前に向かって、『生きよ』と言ったのだ。」この御言葉が不思議と思い出され、牧師先生にそう言ったら、「もう大丈夫です」と言われたので、私の心も平安に満たされました。
集会毎に勝利の宣言と、神様への賛美、又感謝が捧げられました。絶望的状態の中から良い方に向かい、お医者様は「奇跡だ!」と言われましたが、2月になっても、お腹は切り開かれたまま内臓が見える状態で、ビニールが掛けられていました。「MRSA(抗生物質の効かない菌)の感染の恐れがある。癌より難しい」「感染したら終わりだ」とのことでした。危険な状態は続き、手術を何回もしました。勝利の宣言、神様への賛美と感謝は続いていきました。
結果は、なんと6ヵ月後の7月9日には退院することが出来たのです。
今では元気に仕事をし、大型バイクに乗っています。大阪から愛媛までバイクで帰省し、礼拝で「すべて皆様とイエス様のおかげ」と感謝の証もさせていただきました。
今、息子が元気に生かされている奇跡に心から感謝しています。(Tamaki)