「あなた、今日は家に帰れませんよ。このまま入院して、一刻も早く抗生剤の投与を始めなければなりません。」
風邪が治っても体のしんどさが続いていて、一体これはどうしたことか? 80歳近くなって老化のせいかな?ぐらいに考えていました。
2021年2月5日、背中を神様に押されるようにして市立八幡浜総合病院にて受診。結果はまさしく晴天の霹靂。
CRP(炎症反応)の価が異常に高く、11という数値。通常は0.2以内でなければならないのです。病名は「肝膿瘍」。肝臓に膿が溜まっているのと、他にエコーで影が複数見える。これは大変なこと。このままでは破裂して死に至る。膿の量が多いから薬だけでは難しい。パイプを入れて抜き取りましょう、それはここではできないので愛大病院へ転院、ということでした。
早速点滴が始まり、そのしんどさにまいってしまいました。ことが肝臓ですから全身辛く、視界は黄色くなり、ベッドで寝がえりも打てない、トイレに起きることもできないような状態。「主よー」と心で叫びながら、みんなも祈ってて下さるからと、ひたすら主イエス様を見上げていました。
2月8日午前8時頃、スーっと嘘のようにしんどさは消え、食事も、シャワーもできるようになりました。アっ、祈られていると実感しました。
2月10日、あらかじめ告げられていたように、救急車で愛媛大学附属病院に転院となりましたが、その日のCRPは1.95に、15日には0.23に、18日には0.11まで下がり、正常値となりました。こんなに早いCRPの変化は神様のみ業としか思えません。ばい菌を特定しようにもできなかったほどのスピードでした。
ガンも疑われていたので、肝生検をすることに。パイプで膿を出すと言われていた病巣も急速に縮小し、針を刺す余地なしで影の部分から2か所組織を取り、結果は異常なしでした。
治療は難しく、2,3か月かかるでしょうと言われていたのに、実にすばらしい癒しの体験でした。
主治医の先生にも恵まれ、神様のご配慮と恵みのなかを通りました。
入院という隔離された1か月、体だけではなく、神様は私の心(霊)の手術も始められました。私が地上を去る日胸をはって神様の前に立つことができるように、導こうとして下さっているのだと思いました。
「2021年は多くの癒しが起こる」と牧師先生を通して神様が語られたとたんに病院で深刻な診断を受けたことは、神様の御言葉と逆行するような印象を受けます。しかし病気なしに癒しはありません。癒しが多く起こるということは、当然、病気の診断が多くなされるという意味でもあるわけです。ヨハネ9:3でイエス様がおっしゃった通り、「神の業がこの人に現れるため」に。
教会を挙げての一致の祈りの力強さを体験し、又実際の助けを頂きました。私が入院で留守をしていた間、実際的に家族を支えて下さった兄弟姉妹の愛に心から感謝いたします。
(Atsuko)