頸椎ヘルニアの癒し

  

 2014年3月12日。数日前から寝違えたような違和感と首の痛みがありましたが、この日の朝、首が全く動かなくなっていました。上下左右どちらにも動かず、食事も着替えもできず、車の運転などもってのほか。どうしようもないので、急遽、夫に仕事を休んでもらい市立大洲病院へ行きました。レントゲンを撮り、診断は「頚椎のヘルニア」でした。
 

「薬で痛みを抑えながら経過観察をしましょう」とのことでした。この痛みから早く解放されたい私は、「手術で早く治すことはできないんですか?」と尋ねました。すると「手術もできなくはないが、首の前の方から切開して・・・ウンヌンカンヌン。難しい手術になる」とのこと。飛び出た繊維は自然に分解されるので、薬で痛みを抑えながら放ったらかすのが善処ということでした。「取り合えず一週間分の薬を出すので、一週間後にまた来なさい」と言われ、引き下がることにしました。
 

 17日(月)再診。薬で痛みは緩和され、重苦しくはあっても首も動くようになっていました。この日はMRIを撮り、やはり第二頚椎のところにヘルニアがありました。普通ヘルニアになる場所はもう少し下側らしく、手術となると大変に難しく、危険を伴うとのことで、「手術」という選択肢は消えました。「また一週間後に」と言われましたが、年度末で仕事が忙しく休めません。「仕事を休めないので一か月後にしてください」と言い、一か月分の痛み止めを受け取って帰り、日常生活に戻りました。

 年度末で忙しく、会計を預かっているので計算をしなければならないのに、間違いが多くて困りました。頭にカスミがかかったようで、し忘れた仕事に後から気付くということが多々ありました。そうこうしているうちに、イースターがやってきました。
 

 4月5日イースターの前日は、恒例のホットドッグ作りがありました。教会の皆さんと一緒にパンに具材を挟み込んでいきます。皆楽しそうにお喋りしながら作業をしている、その時に、ふと、こんな思いがやってきました。
「あれ? 私、今日はお喋りをしてないな。頭もボーっとしてるし、なんか気分も沈んでる。そういえば、ここのところ鬱々とした気分だなあ。これって、もしかして薬のせいなんかなあ」。ホットドッグ作りは進みます。「こんな自分、嫌だなあ・・・。ところで、明日はイースターよね? イースターって、イエス様の復活をお祝いするんだよね・・・そうそう、イエス様は私の病を負って十字架にかかってくださったんじゃなかったっけ? そして、死と黄泉を打ち破って甦られたよね。明日はそれをお祝いするんだよね!」
 

 ここまで来ると、何だか目が開かれたような気分になってきました。
「私、何やってるんだろう。薬を飲んで、鬱みたいになって。イエス様は癒し主じゃないか!そうだ、2000年前にイエス様は私の病を癒してくださったんだ! もう薬はやめよう。薬は要らない。今晩から飲まない!」

 そう決めた瞬間から私の心は晴れ晴れしました。全く痛みはなくなり、頭もスッキリし、首も動くようになりました!
 翌日、4月4日のイースターには、私の罪と病を負って十字架にかかって死んでくださったイエス様の復活を、元気に祝い、礼拝することができたのです。ハレルヤ!

Yuzumi)